第一級陸上無線技術士(一陸技)

以前取得した資格について記載してみる。
陸上無線技術士
職場の関係で、『取得しておかなければならない』と言われている資格の中でハードルの高い資格。
その前段の資格で第一級陸上特殊無線技士という資格があるのですが、それは、無線関係の仕事をしたことがない、事務系の社員でも勉強すれば1,2回で取れる(上司が言っていた)資格です。
それをまず取得するとこから私の資格人生は始まる。
会社で、自己啓発をせよとの指令が下り、その 第一級陸上特殊無線技士 の資格取得に向け勉強を始める。
社会人になってまで『勉強をしろ』と言われ、なかなかできるものではない。
いや、できなくはないがしたくない。もう勉強はしたくないのだ。
勉強をしているアピールで、資格試験の申し込みを行い、平日の試験日には有給休暇を取得する。
『まあ、最低することの準備はととのったな』と思うが、勉強はしない!
できない!!
もちろんテキストも買う!
どんどん出費は出ていくし、有給休暇も消化する。
職場では勉強会が開催される。
一応出席する。
しかし私は工業高校卒業。勉強なんてした覚えがない。
思い出すのはツラかった柔道部の思い出だけ・・・・
算数・数学もちろん身に覚えがない・・・・
なので勉強会に参加するも訳が分からない(わけかわめ)
わからないことに対して恥ずかしくて『わかりません』と発言することもできない。
そんな勉強会も出なくなるが、アピールするために、資格受験には申し込み金と時間を消費する。
私の記憶では、その資格試験は年に3回ある。
まあ、平均すると年に2回は言っていたような記憶。
1回の受験料は約6,000円くらい。
思い出はちょっと時が経過して、結果、その前段の第一級陸上特殊無線技士を取得するのに、10年くらいかかりました。
受験料の単純計算だと、6,000×2回×10年=12万円!!
勉強するのは嫌いだけど、『勉強しています』と嘘のアピールをするのに12万円かかりましたとさ・・・
しかもそれだけでは収まらず、部屋を散らかしていたためテキストも無くすわけです。
で、一応勉強しようと、テキストも追加購入するわけです。それが追加計上されるわけです。
まあ実際の勉強は試験の前日に1~2時間テキストを眺めるだけ見て、『だめだこりゃ』とあきらめるわけですよ。
20回受験したとしたら勉強時間は20~40時間です。
見るだけです。
ところが、10年目の受験で偶然受かったのです。
勉強というかテキストを眺めるだけで、合格したのです。
勉強する気のない私からすると、宝くじに当たったのかのような嬉しさです。
と、言うことで前段の 第一級陸上特殊無線技士 を取得することが出来ました。
勉強をすればすぐにとれる資格です(だ、そうです。)
それからそれから
第一級陸上特殊無線技士 を取得してしまったため、次の資格です。
段階的に言えば、次の難易度の資格を取得すると、最終目標の、第一級陸上無線技術士の科目免除がもらえて、第一級陸上無線技術士が少し楽になるようです。
そういう段階があるのですが、私はなぜか、第一級陸上無線技術士受験を申し込んだのです。
なぜかというと、何かの間違えで、職場の○○リーダーというのを仰せつかって、『○○リーダーなら第一級陸上無線技術士を持ってないといけないだろう』という流れになってしまったのです。
なので勉強はしたくないですが申し込みました。
ちょうどその時に結婚をしたのです。
で、妻に『会社で自己啓発で資格取得をしなければならない』と伝えます。
で、『頑張ってね』と言うことになります。
申し込んで、受験票が届きます。しかし、僕に勉強をするそぶりがないのを見て妻は言います。
『勉強してる?』
もちろんしていません。
受験料は、家計から出してもらってます。
妻『勉強しないなら小遣いから受験料を払ってね!』
私、結婚は35才と少し遅かったので、結婚するときに、こづかい20,000円と決めました。
こづかいについては、色々とルールを決めたのですが、その上でスタートは20,000円
受験料は13,962円!!
こづかいで支払うとこづかいがフッ飛びます。
とてもこづかいから払えません。
で、家計から受験料を出してもらうのです。
すると強制的に勉強をしなければなりません。
妻は節約家であり。受験に申し込むと、『落ちるともったいないから勉強してね』と勉強時間を作ってくれます。
妻『今日は、息子と私とお出かけしてくるから、あなたは勉強しててね』と土日に勉強時間を作ってくれますぅ涙
うれしいような悲しいような。
でも私は筋金入りの勉強嫌いです。
妻と息子がいないなら、自由時間です♪
TVをみたりスマホをみたり・・・♪
そんなこんなでなかなか勉強できません。
ここで、第一級陸上無線技術士の難易度について確認してみましょう。そもそも勉強して資格取得できるのか!?
調べてみると
- 一陸技は無線設備の技術操作に関して最高の資格であり試験の水準も高い。
- 第一級総合無線通信士(略称は一総通)と並んで無線従事者免許の最高峰である。
- 大学卒業レベルの学力が必要
などなど、工業高校卒業の私は、それを見ただけで諦めますわね。
勉強嫌いだわ、難易度高いわでもーどうにもならない雰囲気
で、時は経過し、受験日前日。勉強できないまま受験を迎える。
法規だけは、丸覚えで、科目合格をもらっている状況です。これは妻と一緒に勉強して何とかいただいた科目合格でした。
で、そのほかの科目は、難しすぎて、一緒にも勉強できないし、勉強をしていないわけですよ。
そんな状況で
妻『今回は勉強する時間をたくさん作ったから次の科目合格いけるよね^o^』
私『いけるわけない。テキストを見たが、全然頭に入らないし、見た瞬間に勉強を諦めました・・・・』の心境
・・・・
それを何度か繰り返すのですが、妻は諦めず勉強をする時間を作ってくれます。
妻と息子と2人で出かけたり、出かけない時も
妻『今日の予定を教えてください。』
私『今日は、9:00までゆっくりして、9:00から12:00まで勉強して、14:00~勉強して17:00で勉強終わります。』
これを休日毎に言わされるのです。
つらいのです。
何とか、法規に続いて科目合格するしかない状況を作ってくれます。^^;
ありがたいですねw
もう無理やり勉強するしかありません。
過去問題を見ます。穴があくまで見る。眺めるのです。
理論を理解しようとしてもできません。
時間も脳みそも足りないのです。
で、眺めて眺めて、無理やり自分ルールを過去問題から導くのです。
必死です。
勉強できないし、合格しなきゃならないし!!
過去問題を見て、覚えます。自分ルールを無理やり作って、『この問題の時はこう!』『この記号の時、答えはこの配置!』と、モーめちゃめちゃだけど覚えるのです。
・・・・・
そんなこんなで、なんとか7回目に4科目合格することが出来て、資格を取得できました。
これもすべて妻のおかげです。
周りの同僚に『あなたが良く資格取得できたね』『順序をまもらず、よく一陸技がとれたね』と言われます。
私『妻のおかげです。』と言います。
本当に妻がいないと取得できませんでした。
かかった金額 13,962 × 7回 = 97,734円
第一級陸上特殊無線技士 より安く資格取得できたな ^^
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